貿易実務の流れ応用問題

輸入者が船積後、通関前の段階で買付けた商品の品質に問題があることに気づきました。この時点で輸入者が採るべき対応として最も適切なものはどれですか?

A.一度通関を完了させてから品質クレームを提出する
✗ 通関後は商品の所有権が輸入者に完全に移り、クレーム権の主張が困難になります。問題発見時点での迅速な対応が重要です。
B.船積前に問題を発見できなかったのは自分の責任なので、黙認して売却する
✗ 売り手責任の原則により、商品検査結果に基づいたクレーム提出は正当な権利です。問題を認識しながら黙認することは不適切です。
C.直ちに売り手に対して品質不適合を通知し、損害賠償またはクレジット(差額返金)を請求する← 正解
✓ 正解です。売買契約上、輸入者は品質不適合を発見したら直ちに売り手に通知する義務があります。これにより返品・クレジット等の救済手段が確保されます。
D.商品を国内倉庫に保管したまま、品質確認のための期間を無期限に延長する
✗ 無期限の保管延長は通関スケジュールを混乱させ、倉庫料金の増加や市場機会損失につながります。迅速な対応が必須です。