貿易実務の流れ応用問題

輸入者が信用状(L/C)により決済する買付契約を結んでいたが、出荷予定日の1週間前に売り手から「生産遅延により予定より10日遅れて出荷する」と通知されました。信用状は船積期限を現在から5日後と設定されています。輸入者が採るべき対応として最も適切なものはどれですか?

A.売り手に船積期限延長の為の信用状修正(アメンドメント)を要求すること← 正解
✓ 正解です。売り手の出荷遅延に対応するには、信用状の船積期限を延長する修正(アメンドメント)を発行銀行に申請する必要があります。期限内船積が信用状使用の前提条件です。
B.船積期限を過ぎても売り手が出荷さえすれば信用状の提出で決済される
✗ 信用状は厳密な期限管理が原則です。船積期限を超えた書類は信用状条件の不適合となり、銀行は買い手に提示しても支払義務を果たしません。
C.売り手の遅延は自動的に売買契約の解除事由となるため、買付けをキャンセルする
✗ 遅延だけでは自動的に解除事由にはなりません。売買契約と信用状条件の修正交渉により、双方合意での解決が可能です。
D.現在の信用状のままで構わないが、遅延分の利息を上乗せして支払う
✗ 信用状による決済では利息調整は通常行われません。期限延長の修正申請が適切です。