資金調達と資本構成比較
増資による資金調達と借入による資金調達の最大の相違点として、最も適切なものはどれか。
A.増資は返済義務がなく借入は返済義務がある点が最大の違いである。
✗ これは相違点ですが「最大の」とは言えません。また不正確であり、増資には返済義務がないというのが基本的な特性です。
B.増資は企業の財務レバレッジを低下させ、借入は財務レバレッジを上昇させる傾向にある。← 正解
✓ 正解です。増資は負債を増やさず資本を増やすため財務レバレッジが低下し、借入は負債を増やすため財務レバレッジが上昇します。
C.増資は既存株主の議決権が希薄化するが、借入はそのような問題が生じない。
✗ 借入でも返済期限の延長交渉など経営面での制約が生じる場合があります。これが最大の相違とは言えません。
D.借入は金利支払いが税務上損金算入されるため、増資より企業負担が小さい。
✗ 借入は金利支払いが損金算入されるメリットはありますが、これが「最大の相違点」ではなく、返済義務と資本構成への影響が本質的な違いです。
この問題のポイント
増資は負債を増やさず資本を増やすため財務レバレッジが低下し、借入は負債を増やすため財務レバレッジが上昇します。