自然遺産応用

ポーランドとベラルーシの国境に位置するビャウォヴィエジャの森において、主要な捕食者であるオオカミが絶滅状態に近づいた場合、この原生林の生態系にはどのような構造的な変化が起こると予想されるか。

A.捕食者の減少により草食動物の個体数が爆発的に増加し、過度な採食圧により樹木の更新が阻害される可能性がある← 正解
✓ 正解です。捕食者の喪失により被食者の個体数が制御されなくなり、草食動物による採食圧が増加して、森林の樹木の再生が妨げられ、生態系の構造が大きく変化します。
B.捕食者がいなくなると、より強い自然選択が働き、草食動物がより強力な個体へと進化する
✗ 進化的な適応には長期間の時間が必要であり、捕食者減少の直後に起こる生態系変化は個体数制御の喪失によるものです。
C.捕食者の減少は小型肉食動物の個体数を増加させるため、生態系全体のバランスは自動的に回復する
✗ 小型肉食動物は大型草食動物の主要な捕食者ではないため、捕食圧の喪失を補うことはできません。
D.オオカミの絶滅は人為的なものであるため、植物や草食動物には直接的な影響を与えない
✗ 捕食者の減少は人為的原因であろうとなかろうと、生態系の食物連鎖に直接的な影響を与えます。

この問題のポイント

捕食者の喪失により被食者の個体数が制御されなくなり、草食動物による採食圧が増加して、森林の樹木の再生が妨げられ、生態系の構造が大きく変化します。