日本の世界遺産比較問題

『紀伊山地の霊場と参詣道』と『富士山-信仰の対象と芸術の源泉』の登録理由の違いはどれか。

A.紀伊山地は宗教的信仰地としてのみ登録され、富士山は芸術的価値のみで登録されている
✗ 紀伊山地は宗教的信仰と同時に自然景観の価値も評価されており、富士山も信仰と芸術の両方が登録理由に含まれている。
B.紀伊山地は自然と人間の信仰の相互作用を示すのに対し、富士山は自然と文化(芸術・信仰)の統合的表現として登録されている← 正解
✓ 正解です。紀伊山地は自然景観と人間の宗教的営為(参詣)の関係性を示す遺産として、富士山は自然の傑出性とそれが生み出した信仰・芸術表現(浮世絵など)の統合体として登録されている。
C.紀伊山地は3つの異なる宗教施設(吉野・高野山・熊野)を含むのに対し、富士山は単一の山頂のみを対象としている
✗ 紀伊山地が3施設を含むという点は正確だが、富士山も周辺の浅間神社や村落など複数の関連施設を含める広域な遺産として登録されている。
D.紀伊山地は参詣道という移動空間を含むのに対し、富士山は固定された信仰地のみが対象である
✗ どちらも参詣路や周辺施設を含める広域な遺産として登録されており、富士山が「山頂のみ」というわけではない。