日本の世界遺産比較問題

『広島の平和記念碑』と『原爆ドーム』の遺産としての位置づけの違いはどれか。

A.平和記念碑は建築遺産であり、原爆ドームは自然遺産である
✗ 平和記念碑は建築遺産だが、原爆ドームも建築遺跡(遺構)であり、自然遺産ではない。どちらも文化遺産として登録されている。
B.原爆ドームは単独で世界遺産に登録されているのに対し、平和記念碑は複合遺産として登録されている
✗ 原爆ドームは『広島平和記念碑地区』として登録され、平和記念碑とセットで一つの登録物件を構成している。単独登録ではない。
C.原爆ドームは20世紀の負の遺産として登録されているのに対し、平和記念碑は平和を願う肯定的な遺産として登録されている
✗ 原爆ドームが「負の遺産」という見方もあるが、ユネスコの公式な登録理由では平和への誓いを象徴する遺産として肯定的に位置づけられており、この対比は適切ではない。
D.原爆ドームは建築遺跡として登録されているのに対し、平和記念碑は記念物として登録されている← 正解
✓ 正解です。原爆ドームは被爆当時の建物の遺跡・遺構として歴史的価値を持つ建築遺跡であり、平和記念碑はそれを記念・追悼するために建造された記念物という、異なる性質を持つ。