社会福祉の基盤と専門職応用問題
社会福祉法人の事業所が財政難に陥り、提供するサービスの質が著しく低下した場合、社会福祉士が果たすべき役割として最も適切なものを選びなさい。
A.財政問題は経営者の責任であるため、社会福祉士はサービスの質の低下を認識していても経営判断に関与する必要はない。
✗ 社会福祉士は利用者の権利擁護の担い手であり、サービス質の低下には組織内で声を上げる責務があります。
B.利用者の権利擁護の観点から、サービスの質の低下を上司や管理者に報告し、改善策の検討に参画するとともに、必要に応じて行政機関等への報告も検討する。← 正解
✓ 正解です。利用者の権利擁護の立場から、質の低下を組織内で報告・改善を求め、必要であれば行政等への通報も社会福祉士の役割に含まれます。
C.財政難の原因が職員の不正にある場合を除き、サービスの質の低下は社会福祉士が関与すべき問題ではない。
✗ 財政難によるサービス低下も利用者への影響が大きく、社会福祉士として改善に向けた働きかけを行う責任があります。
D.利用者にサービスの質が低下している事実を伝えると不安を招くため、情報を秘匿して通常通り支援を継続する。
✗ 利用者への情報提供は権利擁護の基本です。不安を理由に事実を隠すことは利用者の自己決定を妨げる行為です。