財務分析比較
総資本利益率(ROA)と自己資本利益率(ROE)の関係を説明するレバレッジ効果について、最も正確なのはどれか
A.レバレッジ効果により、負債を増やすほどROEがROAを上回る傾向が強くなる
✗ 不完全です。負債の増加がROEを高める効果がある一方で、財務リスクも増加します。盲目的な負債増加は危険です。
B.ROEが高い企業ほど負債が少ないため、レバレッジ効果による影響を受けない
✗ 誤りです。ROEの高さと負債水準は別問題です。むしろレバレッジを活用する企業もあります。
C.レバレッジ効果はROAが借入利息率よりも高い場合のみプラスに機能する← 正解
✓ 正解です。ROA>借入利息率の場合、負債から調達した資金で投資を行うとROEが上昇します。この関係がレバレッジ効果の本質です。
D.レバレッジ効果は財務リスクと無関係な純粋な利益最大化メカニズムである
✗ 誤りです。負債増加に伴い金利負担と経営危機のリスクが増大します。財務リスクとは切り離せません。
この問題のポイント
ROA>借入利息率の場合、負債から調達した資金で投資を行うとROEが上昇します。この関係がレバレッジ効果の本質です。
「財務分析」の他の問題
ある企業の当期純利益が2,400万円、株主資本が4,800万円の場合、自己資本利益率(ROE)は何%か計算しなさい。企業Aの総資産が1億2,000万円、当期純利益が960万円の場合、総資産利益率(ROA)は何%か計算しなさい。ある企業の流動資産が3,600万円、流動負債が2,400万円の場合、流動比率は何%か計算しなさい。企業Bの売上高が5,000万円、売上原価が3,000万円の場合、売上総利益率は何%か計算しなさい。ある企業の前年度売上高が8,000万円、当年度売上高が9,600万円の場合、売上高成長率は何%か計算しなさい。企業Cの借入金が6,000万円、返済期間が5年、年利率が4%(単利)の場合、支払う利息の総額は何万円か計算しなさい。