財務分析応用

企業が在庫評価方法を先入先出法(FIFO法)から後入先出法(LIFO法)に変更した場合、インフレーション環境下での当期純利益と貸借対照表上の在庫資産額はどのように変化するか、最も適切な組み合わせを選びなさい。

A.当期純利益は減少し、貸借対照表上の在庫資産額は増加する
✗ LIFO法採用によりインフレ環境では原価が高くなり、純利益は減少します。しかし貸借対照表上の在庫は古い原価で計上されるため減少することになり、この組み合わせは誤りです。
B.当期純利益は増加し、貸借対照表上の在庫資産額は減少する
✗ LIFO法採用時、インフレ環境では新しい高い原価が使用されるため、純利益は減少(増加ではなく)します。また貸借対照表上の在庫額も減少するため、この組み合わせは誤りです。
C.当期純利益は減少し、貸借対照表上の在庫資産額も減少する← 正解
✓ 正解です。インフレ環境下でLIFO法を採用すると、新しく仕入れた高い原価が売上原価に計上されるため当期純利益は減少します。同時に貸借対照表上の在庫は古い安い原価で計上されるため資産額が減少します。
D.当期純利益は増加し、貸借対照表上の在庫資産額も増加する
✗ LIFO法採用によりインフレ環境では原価が高くなり、純利益は増加ではなく減少します。この記述は正確ではありません。

この問題のポイント

インフレ環境下でLIFO法を採用すると、新しく仕入れた高い原価が売上原価に計上されるため当期純利益は減少します。同時に貸借対照表上の在庫は古い安い原価で計上されるため資産額が減少します。

銀行業務検定 財務3級 の問題一覧