財務分析応用
企業の売上高が前年比15%増加したにもかかわらず、売上債権回転率が前年比10%低下した場合、売上債権(売掛金)はおよそどの程度変化するか、最も適切なものを選びなさい。
A.約21%の増加
✗ この数値は逆方向の計算です。売上債権回転率が低下した場合、売上債権は売上の増加よりも大きく増加することになります。
B.約27%の増加← 正解
✓ 正解です。売上債権回転率=売上高÷売上債権のため、売上債権=売上高÷回転率となります。売上高が1.15倍、回転率が0.9倍(10%低下)になるため、売上債権は1.15÷0.9≒1.278倍、すなわち約27.8%の増加となります。
C.約5%の減少
✗ 売上高が15%増加し、回転率が低下している状況では、売上債権は増加するはずです。減少する可能性は低いです。
D.約15%の増加
✗ 売上高の増加率と同じ15%では、回転率が低下した影響を反映していません。実際の売上債権の増加はこれより大きくなります。
この問題のポイント
売上債権回転率=売上高÷売上債権のため、売上債権=売上高÷回転率となります。売上高が1.15倍、回転率が0.9倍(10%低下)になるため、売上債権は1.15÷0.9≒1.278倍、すなわち約27.8%の増加となります。
「財務分析」の他の問題
ある企業の当期純利益が2,400万円、株主資本が4,800万円の場合、自己資本利益率(ROE)は何%か計算しなさい。企業Aの総資産が1億2,000万円、当期純利益が960万円の場合、総資産利益率(ROA)は何%か計算しなさい。ある企業の流動資産が3,600万円、流動負債が2,400万円の場合、流動比率は何%か計算しなさい。企業Bの売上高が5,000万円、売上原価が3,000万円の場合、売上総利益率は何%か計算しなさい。ある企業の前年度売上高が8,000万円、当年度売上高が9,600万円の場合、売上高成長率は何%か計算しなさい。企業Cの借入金が6,000万円、返済期間が5年、年利率が4%(単利)の場合、支払う利息の総額は何万円か計算しなさい。