マネジメント系応用問題
プロジェクトマネジメントにおいて、リスク評価の結果、あるリスクの発生確率が30%、発生時の損失額が1,000万円と見積もられた。プロジェクトマネージャーがこのリスクへの対策コストとして200万円を計上しようとしている。この意思決定に関する説明として最も適切なものはどれか。
A.リスクの期待損失値は300万円であるため、対策コスト200万円は期待損失値を下回り、コスト面では合理的な対策といえる。← 正解
✓ 正解です。期待損失値は発生確率×損失額=0.3×1,000万円=300万円であり、対策コスト200万円はこれを下回るため経済合理性があります。
B.リスクの期待損失値は700万円であるため、対策コスト200万円は期待損失値を大幅に下回り、対策は不十分である。
✗ 期待損失値の計算式は発生確率×損失額です。0.3×1,000万円=300万円であり、700万円という値は誤りです。
C.対策コストはリスク発生時の損失額1,000万円と比較すべきであり、200万円は損失額の20%に過ぎないため対策は無意味である。
✗ リスク対策の費用対効果は期待損失値と対策コストを比較して判断するものであり、損失額そのものとの比較は適切ではありません。
D.リスク対策は発生確率に関係なく損失額のみで判断すべきであり、1,000万円の損失に対し200万円の対策コストは妥当でない。
✗ リスクマネジメントでは発生確率と損失額の両方を考慮した期待損失値で判断することが基本であり、確率を無視した判断は誤りです。