責任あるAIと倫理誤り発見
AIにおける「公平性の評価指標」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか?
A.「統計的均等(Statistical Parity)」とは、異なるグループ間で予測の正例率(陽性予測率)が等しくなることを求める公平性指標である。
✓ この記述は正しい。統計的均等はデモグラフィックパリティとも呼ばれ、グループ間の予測陽性率の均等化を目指す指標である。
B.「均等化されたオッズ(Equalized Odds)」とは、真陽性率と偽陽性率の両方がグループ間で等しくなることを求める指標である。
✓ この記述は正しい。均等化されたオッズは真陽性率と偽陽性率の両方をグループ間で均等化することを要求する厳格な指標である。
C.複数の公平性指標を同時に完全に満たすことは数学的に常に可能であり、公平性の定義間のトレードオフは存在しないとされている。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくはClibrate・Chouldechova等の研究により複数の公平性指標を同時に完全満足することは数学的に不可能な場合があり、指標間にはトレードオフが存在する。
D.「予測均等(Predictive Parity)」とは、陽性と予測された場合の実際の陽性率(適合率)がグループ間で等しくなることを求める指標である。
✓ この記述は正しい。予測均等(Predictive Parity)は陽性予測値(PPV)のグループ間均等化を求める指標である。