資金調達と資本構成誤り発見
以下の記述で誤っているものはどれか。
A.社債の利率(クーポンレート)が市場利率より低い場合、社債は額面金額より低い価格(割引債)で発行される。
✓ この記述は正しい。市場利率が高い環境では、低い利率の社債を発行するため割引発行となる。
B.転換社債の転換価格は通常、発行時の市場株価より高めに設定され、転換メリットが発生する条件を限定する。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、転換価格は発行時の市場株価より高めに設定されるのではなく、通常は市場株価とほぼ同水準かやや高めに設定される。ただし、株価上昇による転換のメリットを保有者に与えるためのものであり、設定方法は企業の状況により異なる。より正確には、転換価格は将来の株価上昇を見込んで、適切に設定される必要がある。
C.シンジケートローンは複数の銀行が協調して資金を貸付ける手法であり、大型融資の場合に活用される。
✓ この記述は正しい。シンジケートローンは複数行による大型融資で、信用リスク分散と融資額拡大が可能である。
D.有担保社債は担保を付与することで、企業の信用度に関わらず発行が可能であり、金利は無担保社債より低い。
✓ この記述は正しい。担保により貸し手のリスクが低減されるため、無担保社債より金利が低くなる傾向がある。
この問題のポイント
この記述が誤りで、転換価格は発行時の市場株価より高めに設定されるのではなく、通常は市場株価とほぼ同水準かやや高めに設定される。ただし、株価上昇による転換のメリットを保有者に与えるためのものであり、設定方法は企業の状況により異なる。より正確には、転換価格は将来の株価上昇を見込んで、適切に設定される必要がある。