基礎的な物理学および化学応用

可燃性液体による火災において、液体の温度が上昇するにつれて液体の粘度と蒸気圧がそれぞれどのように変化し、これが火災の危険性にどう影響するか、正しい説明を選べ。

A.粘度は上昇し蒸気圧は低下するため、液体が流動しやすくなり火災が拡大しやすい
✗ 液体の温度が上昇すると粘度は低下する(上昇ではない)。蒸気圧が低下するのも誤りで、上昇が正しい。
B.粘度は低下し蒸気圧は上昇するため、液体の流動性が増し、可燃性蒸気の発生量が増加して火災が拡大しやすい← 正解
✓ 正解です。温度上昇により粘度は低下して流動性が増し、蒸気圧は上昇して蒸気発生が加速される。両者の相乗効果により火災は急速に拡大する。
C.粘度は上昇し蒸気圧は上昇するため、着火しにくくなり火災の危険性が低下する
✗ 粘度と蒸気圧の両者とも上昇方向の変化は誤り。また粘度低下・蒸気圧上昇は着火しやすさを増す。
D.粘度は低下し蒸気圧は低下するため、液体は流動しやすいが蒸気発生が抑制され火災は縮小する
✗ 温度上昇時に蒸気圧が低下するのは誤り。蒸気圧は上昇し、可燃性蒸気の発生は抑制されない。

この問題のポイント

温度上昇により粘度は低下して流動性が増し、蒸気圧は上昇して蒸気発生が加速される。両者の相乗効果により火災は急速に拡大する。

危険物取扱者(乙種第4類) の問題一覧