危険物の性質・火災予防・消火方法応用問題

重油タンクの火災に対し、二酸化炭素消火設備で消火に成功した後、直ちに放射を止めて換気を行った場合に発生しうる問題として、最も適切なものはどれか。

A.二酸化炭素が残留することで、重油蒸気と反応して新たな有害ガスが発生する
✗ 二酸化炭素は不活性ガスであり、重油蒸気と反応して有害ガスを発生させることはありません。
B.消火後も重油の液温が引火点以上のままである場合、換気により酸素が供給されて再燃する危険がある← 正解
✓ 正解です。二酸化炭素は冷却効果が小さく、消火後も液温が引火点以上なら酸素供給により再燃(再着火)する危険があります。
C.二酸化炭素消火により液温が急激に低下するため、タンクが熱収縮して破損する危険がある
✗ 二酸化炭素消火は冷却効果が主ではなく窒息効果によるものであり、急激な液温低下は起こりにくいです。
D.換気により二酸化炭素濃度が下がると重油の蒸気圧が急上昇し、爆発的な蒸発が起こる危険がある
✗ 二酸化炭素濃度の低下が蒸気圧に影響することはなく、爆発的な蒸発が起こるという根拠はありません。

危険物取扱者(乙種第4類) の問題一覧