危険物の性質・火災予防・消火方法応用問題

可燃性蒸気の燃焼下限界が1.2vol%の第4類危険物を密閉容器に保管していた。この容器の密閉が不完全になり、室温(20℃)で蒸気が徐々に漏れ出して室内に拡散した場合の危険性として、最も適切な記述はどれか。

A.室内の空気と混合した蒸気濃度が1.2vol%を下回っている限り、どこに点火源があっても引火しない
✗ この記述は正しい原則ですが、実際には局所的に燃焼下限界を超える部分が生じることを見落としています。
B.蒸気濃度が燃焼下限界に達する前に蒸気が上方に拡散するため、床面付近での引火の危険はない
✗ 第4類危険物の蒸気は空気より重い(蒸気比重>1)ものが多く、低所に滞留しやすいため誤りです。
C.漏れ出した蒸気が低所に滞留しやすく、濃度が1.2vol%以上になった部分では点火源により引火する可能性がある← 正解
✓ 正解です。蒸気比重が大きい第4類危険物の蒸気は床面付近に滞留し、局所的に燃焼下限界を超えると引火の危険があります。
D.室内全体の平均蒸気濃度が燃焼下限界に達しなければ、局所的に濃度が高くなっても引火の危険はない
✗ 局所的に燃焼下限界を超えた部分があれば引火の危険があり、平均値だけで判断するのは誤りです。

危険物取扱者(乙種第4類) の問題一覧