危険物の性質・火災予防・消火方法応用問題
第4類危険物の火災において、燃焼している液面に向けて強力な注水(棒状放水)を行った場合に起こりうる最も危険な現象として、適切なものはどれか。
A.注水によって液温が急速に下がり、引火点以下になるため速やかに消火される
✗ 油火災に注水しても液温は急激に下がらず、むしろ危険物を飛散させる危険があります。
B.水が液体危険物と混ざって乳化し、危険物の蒸気圧が下がって消火効果が得られる
✗ 強力な棒状注水は乳化ではなく、危険物の飛散・沸溢を引き起こす危険があります。
C.水が高温の油中で急激に蒸発し、危険物を周囲に飛散させてスロップオーバー(沸溢)が起こる危険がある← 正解
✓ 正解です。水が高温油中で急蒸発し燃焼中の油が飛散するスロップオーバーが起こり、火災が拡大する危険があります。
D.注水により燃焼範囲が拡大し、周囲の可燃物に延焼する危険性が一時的に減少する
✗ 油火災への棒状注水は火災を拡大させる危険があり、延焼リスクを減少させる効果はありません。