デリバティブ取引応用
ある投資家が権利行使価格2,500円のコール・オプション(残存期間6ヶ月、プレミアム120円)を購入した直後、市場の政策金利が急激に低下した。この場合、当該コール・オプションの価値はどのように変化するか。最も適切なものを選べ。
A.金利低下により割引現在価値が上昇するため、プレミアムは上昇する
✗ 誤りです。コール・オプションのロー(Rho)は正の値ですが、金利が「低下」した場合、ロー×(マイナスの金利変化)となり、プレミアムは低下します。割引現在価値の上昇という説明も金利低下とプレミアムの関係を誤って述べています。
B.金利低下は時間的価値(タイム・バリュー)に影響しないため、プレミアムは変わらない
✗ 誤りです。金利はオプションプレミアムの主要決定要因の一つであり、金利変動は時間的価値を含むプレミアム全体に影響を与えます。
C.金利低下により原資産である株価が上昇しやすくなり、コール・オプションの本質的価値が増加するため、プレミアムは上昇する
✗ 誤りです。金利低下が直接的に株価上昇をもたらすとは限らず、また本質的価値の変化は原資産価格の実際の変動に依存します。金利の影響はロー(Rho)を通じたプレミアムへの作用として考えるべきです。
D.金利低下によりコール・オプションのロー(Rho)がマイナスに作用するため、プレミアムは低下する← 正解
✓ 正解です。コール・オプションのロー(Rho)は正の値であり、金利が低下するとロー×(マイナスの金利変化)によってプレミアムは低下します。金利上昇時にコール・オプションの価値が上がり、金利低下時には価値が下がるのが一般的な関係です。
この問題のポイント
コール・オプションのロー(Rho)は正の値であり、金利が低下するとロー×(マイナスの金利変化)によってプレミアムは低下します。金利上昇時にコール・オプションの価値が上がり、金利低下時には価値が下がるのが一般的な関係です。