人体の働きと医薬品比較問題
「交感神経」と「副交感神経」の働きの違いについて、最も適切なものを選べ。
A.交感神経は安静時に優位となって消化を促進し、副交感神経は緊張・興奮時に優位となって心拍数を増加させる。
✗ 交感神経と副交感神経の役割が逆になっています。安静時に優位なのは副交感神経です。
B.交感神経と副交感神経はともにアセチルコリンを神経伝達物質として使用し、同じ効果を臓器にもたらす。
✗ 交感神経の主な神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経はアセチルコリンを使用します。
C.交感神経は主に脊髄から出て全身に分布し、副交感神経は脳幹と脊髄下部から出るが、両者はすべての臓器で拮抗的に働く。
✗ 交感神経と副交感神経が分布しない臓器も存在し、「すべての臓器で拮抗」とは言い切れません。
D.交感神経は緊張・興奮時に優位となって心拍数増加・瞳孔散大をもたらし、副交感神経は安静時に優位となって消化促進・心拍数低下をもたらす。← 正解
✓ 正解です。交感神経は「戦うか逃げるか」の状態を担い、副交感神経は「休息と消化」を担うという対比的な働きをします。