工業簿記(費目別計算・個別原価計算)応用問題

当工場では製造間接費を予定配賦しており、月末に配賦差異が発生しました。この配賦差異を当月の完成製品と月末仕掛品に按分配賦せず、完成製品だけに配分した場合、月末仕掛品の原価計算はどうなるか。

A.月末仕掛品の原価は正確性を欠くが、簡便性が向上する← 正解
✓ 正解です。配賦差異を完成製品だけに配分することで、計算は簡便になりますが、月末仕掛品の原価は予定配賦率のままとなり、正確性が低下します。
B.月末仕掛品の原価が過少計上されるため、開示価額に影響する
✗ 配賦差異を完成製品に集中させた場合、月末仕掛品は予定配賦率で計算されるため、正確性は欠きますが過少計上とは限りません。
C.月末仕掛品には間接費が付加されないため、材料費と労務費だけになる
✗ 月末仕掛品にも予定配賦された間接費は付加されています。間接費がゼロになることはありません。
D.月末仕掛品の原価は完成製品と同じ単価で計算される
✗ 完成製品に配賦差異が集中するため、月末仕掛品の単価とは異なります。