経済学・経済政策誤り発見

貨幣と金融政策に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.貨幣数量説によれば、貨幣供給量の増加は長期的には物価水準の上昇をもたらすとされる。
✓ この記述は正しい。貨幣数量説(MV=PT)では長期的に貨幣供給増が物価上昇に直結するとされる。
B.中央銀行が公開市場操作で国債を買いオペレーションすると、市場への資金供給が増加する。
✓ この記述は正しい。買いオペは中央銀行が市場から国債を購入して代金を支払い、市中の資金量を増やす操作である。
C.流動性の罠とは、利子率が非常に低い水準にあるとき、金融緩和を行っても利子率がそれ以上低下せず、投資刺激効果が得られにくい状態をいう。
✓ この記述は正しい。流動性の罠では人々が債券より現金を保有しようとするため金融政策の効果が著しく低下する。
D.法定準備率を引き上げると、信用乗数が上昇し、貨幣供給量が増加する。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは法定準備率を引き上げると信用乗数(=1/準備率)は低下し、貨幣供給量は減少する。引き上げは金融引き締め効果をもたらす。

中小企業診断士 の問題一覧