法令・規則・倫理応用
顧客から委任を受けて顧客の株式を売却した外務員が、その売却代金を顧客へ支払う前に、顧客の別の借金返済に充当しようとした場合、これは法律上どのような違反に該当するか。
A.顧客資産の流用であり、金融商品取引法第43条の顧客資産の分別管理義務違反に該当する← 正解
✓ 正解です。顧客資産は証券会社の資産と厳密に分離管理されなければならず、他の目的に流用することは法令違反である。
B.外務員が顧客の信頼を有効活用しているため、問題のない取引である
✗ 顧客資産の流用は信託違反であり、信頼を理由に許容されるものではない。
C.民法上の債務相殺であり、法的に許容される範囲内である
✗ 金融商品取引法の顧客保護規定が優先され、個人間の民法原則は適用されない。
D.顧客と外務員の合意があれば、個人間の金銭処理として問題ない
✗ 顧客資産の分別管理は強行法であり、顧客同意でも違反は解消されない。
この問題のポイント
顧客資産は証券会社の資産と厳密に分離管理されなければならず、他の目的に流用することは法令違反である。