世界遺産の基礎知識比較

顕著な普遍的価値を持つ物件と単に希少性が高い物件が世界遺産登録において異なる理由は何か。

A.希少性が高い物件は見つけるのが難しいため、保全にかかる費用が多いから
✗ 保全費用の多寡が世界遺産登録の判定基準ではなく、登録の有無は顕著な普遍的価値の有無によって決まります。
B.顕著な普遍的価値は人類共通の遺産として世界的な重要性を持つのに対し、希少性は単にその物件の珍しさを示しているだけであるから← 正解
✓ 正解です。顕著な普遍的価値は人類全体にとって重要で、文化的・科学的・自然的に世界的な意義を持つことを意味し、単なる珍しさとは異なります。
C.顕著な普遍的価値を持つ物件は各国政府の承認が必要だが、希少性が高い物件はそうではないから
✗ 各国政府の承認は登録の必須条件ですが、希少性の有無によって異なるものではなく、すべての申請に必要です。
D.希少性が高い物件は自然遺産に限定されるが、顕著な普遍的価値を持つ物件は文化遺産に限定されるから
✗ 顕著な普遍的価値を持つ物件は文化遺産にも自然遺産にも複合遺産にも存在し、この両者は遺産の種類を限定するものではありません。

この問題のポイント

顕著な普遍的価値は人類全体にとって重要で、文化的・科学的・自然的に世界的な意義を持つことを意味し、単なる珍しさとは異なります。