世界遺産の基礎知識応用問題

文化遺産の登録において、ある国が『顕著な普遍的価値』の証明が不十分な申請書を提出した場合、国際記念物遺跡会議(イコモス)はどのような判断を下すことが多いか。

A.申請国に追加資料の提出を要求し、その資料が提供されるまで審査を延期する← 正解
✓ 正解です。イコモスは申請書の不備を指摘し、申請国に追加資料や修正内容の提出を要求して丁寧に審査を進めます。これにより遺産の価値が適切に評価されます。
B.提出された申請書の内容のみで判断し、不十分であれば即座に登録を見送る
✗ 誤りです。イコモスは単なる一回限りの判断ではなく、申請国との対話を通じて補足説明の機会を与え、慎重に評価を進めるプロセスを取ります。
C.申請国の努力を評価して、たとえ基準を満たさなくても暫定的に登録する
✗ 誤りです。『顕著な普遍的価値』の基準は世界遺産登録の必須条件であり、基準を満たさない遺産を暫定的に登録することはありません。
D.申請国が世界遺産条約を批准していることを条件に自動的に登録を承認する
✗ 誤りです。条約批准は前提条件ですが、批准しているだけでは登録要件を満たしません。遺産自体の価値が世界遺産基準を満たす必要があります。