世界遺産の基礎知識応用問題

ある自然遺産が登録後、気候変動により生息する動物の個体数が急減し始めた場合、当該遺産は登録時の価値をどの程度失う必要があれば『危機にさらされている世界遺産リスト』に掲載される可能性が高まるか。

A.顕著な普遍的価値そのものを支える要素が実質的に損失またはその危険がある状態← 正解
✓ 正解です。危機リスト掲載の判断は『顕著な普遍的価値』そのものを脅かす深刻な状態が基準となります。気候変動が登録理由の価値を実質的に損なう場合、掲載されます。
B.遺産内の生物種の総数が10種以上減少した場合
✗ 誤りです。種の数の減少が基準ではなく、その遺産の登録根拠となった『顕著な普遍的価値』が脅かされているかが判断基準です。
C.登録からの経過年数が10年を超えた場合
✗ 誤りです。登録からの年数は掲載判断に影響しません。危機は登録直後に生じることもあり、時間経過とは無関係に評価されます。
D.周辺国の申し立てがあれば自動的に掲載される
✗ 誤りです。危機リスト掲載は国家の申し立てだけでなく、ユネスコの監視体制に基づいた科学的・専門的な評価に基づいて決定されます。