本社・工場会計応用問題

複数の工場を持つ企業で、A工場は完成品を製造し、B工場はその完成品をさらに加工して最終製品に仕上げている。本社は両工場から購入した製品を販売している。A工場で480万円の月末商品棚卸資産がある場合、本社の売上原価計算にはどのような影響が生じるか。

A.A工場の月末商品棚卸資産はA工場の利益計算に影響するが、本社の売上原価には直結しない
✗ A工場の棚卸資産はA工場の損益計算に影響しますが、本社が最終的に販売する製品であるため、本社の売上原価計算とも密接に関連します。
B.A工場の月末商品棚卸資産が本社の売上原価計算に直接組み入れられるため、本社の売上原価は480万円減少する
✗ A工場の棚卸資産が本社の売上原価に直接480万円組み入れられるわけではなく、本社が実際に販売した製品の対応額のみが売上原価になります。
C.A工場で保有されている完成品は本社が販売するまで売上原価として認識されないため、本社の売上原価には影響しない
✗ A工場で保有される完成品は将来本社が販売する予定の製品です。各期間の棚卸資産の評価は売上原価計算に大きく影響します。
D.A工場の月末商品棚卸資産の一部がB工場の製造中であれば、A工場の棚卸資産をB工場の仕掛け品に振り替える必要がある← 正解
✓ 正解です。A工場の完成品がB工場で加工されている場合、その在庫はA工場の完成品ではなくB工場の仕掛け品として計上される必要があり、棚卸資産の区分を正確にすることが重要です。