環境問題の現状誤り発見
気候変動の影響に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.海面上昇の主な要因として、海水の熱膨張と氷河・氷床の融解の二つが挙げられており、低地の島嶼国や沿岸地域に深刻な影響を与えている。
✓ この記述は正しい。IPCCは海面上昇の主要因として熱膨張と陸上氷の融解を挙げており、モルディブや太平洋島嶼国への影響は特に深刻である。
B.気候変動によって極端な気象現象(豪雨・干ばつ・熱波など)の頻度や強度が増大するリスクが高まることが、科学的に指摘されている。
✓ この記述は正しい。IPCCの報告書は、温暖化が進むほど異常気象の頻度・強度が増す可能性が高いと評価しており、適応策の重要性が増している。
C.北極海の海氷面積は近年減少傾向にあり、夏季の海氷面積が過去最小水準を更新する年が相次いでいる。
✓ この記述は正しい。北極の海氷は過去数十年で著しく減少しており、夏季の最小面積が記録的な低水準を示す年が続いている。
D.永久凍土の融解は温暖化を抑制する効果をもたらす。なぜなら凍土が解けると地表面の反射率(アルベド)が上昇し、太陽放射の吸収が減少するためである。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは永久凍土の融解は温暖化を加速させる正のフィードバックをもたらす。凍土内に蓄積されていたメタンや二酸化炭素が放出されるためであり、アルベドの低下も温暖化を助長する。