融資関連法務比較
特定の債務者から見た場合の、抵当権と根抵当権の主な違いは何か。
A.抵当権は複数の債務に対応でき、根抵当権は特定の一つの債務にのみ対応する。
✗ これは逆である。抵当権は特定の債務を担保し、根抵当権が複数の債務に対応できる柔軟性を持つ。
B.抵当権は特定の債務を担保する一方、根抵当権は一定限度額内の変動する債務を担保する。← 正解
✓ 正解です。抵当権は特定の債務額を担保対象とするのに対し、根抵当権は極度額内で取引額の変動に応じた債務を担保する仕組みが大きな違い。
C.抵当権は随時設定できるが、根抵当権は設定後に極度額の変更ができない。
✗ 根抵当権は設定後、利害関係人の同意を得ることで極度額の変更が可能である。設定後変更不可ではない。
D.抵当権は第三者への権利譲渡が可能であるが、根抵当権は譲渡不可である。
✗ 抵当権も根抵当権も、一定の手続きを経て第三者への譲渡が可能である。譲渡可能性に本質的な差異はない。
この問題のポイント
抵当権は特定の債務額を担保対象とするのに対し、根抵当権は極度額内で取引額の変動に応じた債務を担保する仕組みが大きな違い。