基礎法学比較問題

「法の解釈」における「拡張解釈」と「類推解釈」の違いについて、最も適切に説明しているものはどれか。

A.拡張解釈とは法文の通常の意味よりも広く解釈するものであり、類推解釈とは直接規定のない事項に類似の規定を適用する解釈である。← 正解
✓ 正解です。拡張解釈は条文の文言を通常より広く解釈し、類推解釈は規定のない事項に類似規定を類推して適用するものです。
B.拡張解釈とは法文を字義どおりに厳格に解釈するものであり、類推解釈とは複数の法条文を組み合わせて解釈するものである。
✗ 拡張解釈は字義より広く解釈するもので、厳格解釈(縮小解釈)とは逆です。説明が誤りです。
C.拡張解釈と類推解釈はいずれも刑事法においては許容される解釈方法である。
✗ 類推解釈は刑事法(罪刑法定主義)では禁止されています。拡張解釈は限定的に許容される場合がありますが、類推解釈は刑事法では認められません。
D.拡張解釈とは上位法の趣旨を下位法に反映させる解釈であり、類推解釈とは外国法を参考にした解釈である。
✗ 拡張解釈・類推解釈はいずれも外国法や上下位法の関係とは無関係な解釈手法の分類です。