基礎法学定義問題

「慣習法」とはどのような概念か、最も適切に説明しているものはどれか。

A.国会が制定した法律のうち、長年にわたり繰り返し適用されたものの総称
✗ 国会が制定した法律は「制定法(成文法)」であり、慣習法とは区別されます。
B.行政機関の内部規律として形成された慣行的な運用基準のこと
✗ 行政内部の慣行的運用基準は「行政慣行」等と呼ばれ、一般に法的拘束力ある慣習法とは異なります。
C.社会において反復継続して行われてきた慣行が、法的確信を伴うことによって法規範として認められたもの← 正解
✓ 正解です。慣習法は社会的慣行が法的確信(opinio juris)を伴うことで法規範として承認されたものであり、不成文法の代表例です。
D.裁判所が同種の事件について繰り返し同じ判断を下すことで形成された規範のこと
✗ それは「判例法」の説明です。判例の蓄積による規範形成であり、慣習法とは異なります。