基礎法学誤り発見
「時効」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.取得時効とは、一定期間継続して占有することにより権利を取得する制度である。
✓ この記述は正しい。取得時効は民法162条等に規定され、占有継続により所有権等を取得できる。
B.消滅時効とは、権利者が一定期間権利を行使しない場合に権利が消滅する制度である。
✓ この記述は正しい。消滅時効は民法166条以下に規定され、権利不行使の状態が一定期間継続すると権利が消滅する。
C.時効の援用とは、時効の利益を受ける意思表示であり、援用がなくても裁判所は当然に時効の効果を認めなければならない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは時効は当事者が援用しなければ裁判所はその効力を認めることができない(民法145条)。
D.時効の完成猶予とは、一定の事由が生じた場合に時効の完成が一時的に猶予される制度である。
✓ この記述は正しい。時効の完成猶予は2020年改正民法で整備され、催告や協議合意などが事由として定められている。