基礎法学誤り発見

「法人」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.法人とは、自然人以外で法律によって権利能力を付与された存在をいう。
✓ この記述は正しい。法人は自然人以外の存在に法律が権利能力を認めたものであり、会社や公益法人などがある。
B.法人は、法律の規定がなければ成立しないという「法人法定主義」が民法に定められている。
✓ この記述は正しい。民法33条は「法人は、この法律その他の法律の規定によらなければ、成立しない」と定め法人法定主義を採る。
C.権利能力なき社団とは、社団としての実体を持ちながら法人格を有しない団体をいい、その財産は構成員全員の合有とされ、構成員が個人として対外的責任を負う。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは権利能力なき社団の財産は構成員の合有とされるが、対外的な責任は原則として代表者個人ではなく団体財産によって処理され、構成員が当然に個人責任を負うわけではない。
D.法人は、その目的の範囲内においてのみ権利を有し、義務を負うとされる。
✓ この記述は正しい。法人の権利能力は定款等に定めた目的の範囲内に限られるとするのが通説・判例の立場である。