基礎法学誤り発見

「憲法と法律の関係」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.日本国憲法は最高法規であり、憲法に違反する法律・命令・規則等はその効力を有しない。
✓ この記述は正しい。憲法98条1項は、憲法が最高法規であり違反する国家行為は効力を有しないと定める。
B.違憲立法審査権とは、裁判所が法律・命令・処分等が憲法に適合するかを審査する権限であり、日本では最高裁判所のみがこの権限を持つ。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは日本では最高裁判所だけでなく下級裁判所も違憲立法審査権を有する。ただし最終的な判断権は最高裁判所に帰属する。
C.法律の留保とは、国民の権利・自由を制限する行政作用には法律の根拠が必要であるという原則をいう。
✓ この記述は正しい。法律の留保は法治主義の核心的内容であり、行政が国民を拘束するには法律の根拠が必要とされる。
D.条約は、国内法的には法律よりも上位の効力を持つと一般に解されており、法律と条約が矛盾する場合は条約が優先すると解釈される。
✓ この記述は正しい。条約は憲法より下位だが法律より上位とされるのが通説であり、法律と条約が抵触する場合は条約が優先すると解されている。