基礎法学誤り発見
「法の効力」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.後法は前法に優先するという原則は、同一の法形式において、後から制定された法律が前の法律に優先して適用されることを意味する。
✓ この記述は正しい。後法優先の原則は同一の形式的効力を持つ法規範の間で適用される原則である。
B.特別法が一般法に優先するという原則と後法が前法に優先するという原則が競合する場合、常に後法優先の原則が特別法優先の原則に勝る。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは両原則が競合する場合にはどちらが優先するか一律には決まらず、法の趣旨や関係を個別に解釈して判断する必要がある。
C.法律は原則として施行日以降に生じた事実に適用され、施行前の事実に遡及して適用されないことを「法の不遡及の原則」という。
✓ この記述は正しい。法の不遡及の原則は法的安定性を確保するための重要な原則であり、刑事法では特に厳格に適用される。
D.上位法は下位法に優先するという原則により、憲法は法律に優先し、法律は政令に優先する。
✓ この記述は正しい。法の段階構造において、憲法>法律>政令>省令の順で効力の優劣が定まる。