基礎法学誤り発見

「権利と義務」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.形成権とは、権利者の一方的な意思表示によって法律関係を変動させることができる権利であり、取消権や解除権がその例である。
✓ この記述は正しい。形成権には取消権・解除権・追認権などがあり、相手方の同意なく一方的に法律関係を変動させる。
B.請求権とは、特定の人に対して一定の行為(作為または不作為)を請求できる権利であり、債権がその典型例である。
✓ この記述は正しい。請求権は特定の相手方に対して一定の行為を求める権利であり、債権がその代表例である。
C.抗弁権とは、相手方の請求権の行使に対して、その効果を一時的または永続的に拒否できる権利であり、同時履行の抗弁権は相手方の請求を永続的に消滅させる効力を持つ。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは同時履行の抗弁権は相手方の履行提供があるまで自己の債務の履行を拒める権利であり、請求権を一時的に阻止するものであって永続的に消滅させるものではない。
D.支配権とは、権利の客体を直接支配できる権利であり、物権がその典型例である。
✓ この記述は正しい。支配権は他者の行為を介さず権利の客体に直接作用できる権利で、物権がその代表例である。