世界遺産の基礎知識応用

伝統的建造物群で構成される文化遺産が登録後、現地住民の生活様式の変化により従来の保全修復方法が継続できなくなった場合、国際的な保全方針の決定において最優先されるべき原則はどれか。

A.登録当初の完全な原状回復を最優先にし、現代的な修復法は避ける
✗ 完全な原状回復は過度な負担となり、実行不可能な場合が多い。
B.現地住民の生活様式の変化に合わせ、伝統的手法を完全に放棄する
✗ 伝統的手法の完全放棄は真正性を失い、世界遺産の価値そのものを損なう。
C.真正性と現在の社会的ニーズの両立を目指し、段階的な適応を検討する← 正解
✓ 正解です。世界遺産条約の基本原則では、真正性維持と生活継続のバランスが求められます。
D.修復費用の効率性を最優先にし、最小限の維持管理に限定する
✗ 費用効率は重要だが、文化的価値の保護が最優先である。

この問題のポイント

世界遺産条約の基本原則では、真正性維持と生活継続のバランスが求められます。