関税定率法・関税暫定措置法定義

関税定率法第9条の2に規定する「緊急関税(セーフガード関税)」の定義として、最も正しいものはどれか。

A.外国政府による輸出補助金の交付を受けた貨物の輸入による国内産業への損害を相殺するために課される関税をいう。
✗ 誤りです。外国政府の輸出補助金に対して課されるのは「相殺関税(関税定率法第8条の2)」であり、緊急関税とは異なります。
B.特定の貨物の輸入が急増し、同種の貨物を生産する国内産業に重大な損害を与え、又は与えるおそれがある場合に課される関税をいう。← 正解
✓ 正解です。緊急関税は、特定貨物の輸入急増により国内同種産業に重大な損害が生じるおそれがある場合に発動される関税です。
C.不当廉売(ダンピング)された外国貨物の輸入による国内産業への損害を防止するために課される関税をいう。
✗ 誤りです。不当廉売(ダンピング)に対して課されるのは「不当廉売関税(関税定率法第8条)」であり、緊急関税とは要件が異なります。
D.国家安全保障上の理由により特定国からの輸入を制限するために課される関税をいう。
✗ 誤りです。国家安全保障を理由とする輸入制限は関税定率法上の緊急関税の定義には含まれません。

この問題のポイント

緊急関税は、特定貨物の輸入急増により国内同種産業に重大な損害が生じるおそれがある場合に発動される関税です。