建物・設備の知識応用問題

集合住宅において、排水立て管の管径が排水量に対して不足している状態が続いた場合、入居者に生じるトラブルとして最も考えられるものはどれか。

A.給水圧力が低下し、上層階で水が出にくくなる
✗ 排水管の管径不足は給水圧力とは直接関係がありません。給水圧力の低下は給水系統の問題です。
B.排水管内が満流となり、下層階の器具のトラップに負圧が生じて封水が破られ、悪臭が室内に侵入する← 正解
✓ 正解です。排水立て管が満流になると誘導サイホン作用が生じ、器具トラップの封水が破られて下水の悪臭が室内に侵入する誘引破封が起こります。
C.排水管の流速が上がりすぎるため、配管が磨耗して耐用年数が大幅に延びる
✗ 管径不足では流速は上がらず、むしろ詰まりや逆流が生じやすくなります。耐用年数の延長にもつながりません。
D.排水が立て管に集中することで、各階の給湯設備の温度が不安定になる
✗ 排水管の管径は給湯設備の温度には影響しません。これらは別系統の設備です。

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