建物・設備の知識応用問題

鉄筋コンクリート造の建物で、コンクリートの中性化が進行した場合、建物の耐久性にどのような影響が生じるか。最も適切なものを選べ。

A.コンクリートが強アルカリ性に戻り、鉄筋がより強固に保護される
✗ 中性化は不可逆的な進行であり、アルカリ性に戻ることはありません。鉄筋の保護機能が失われていきます。
B.中性化によりコンクリートの圧縮強度が直ちに失われ、建物が倒壊する
✗ 中性化自体が直ちに圧縮強度を失わせるわけではありません。問題は鉄筋腐食に伴う長期的な耐久性低下です。
C.中性化が鉄筋位置に達すると不動態皮膜が破壊され、鉄筋が腐食・膨張してコンクリートにひび割れや爆裂が生じる← 正解
✓ 正解です。コンクリートの中性化が鉄筋に達すると不動態皮膜が消失し、鉄筋が腐食・膨張することでコンクリートに爆裂やひび割れが生じ、耐久性が著しく低下します。
D.中性化はコンクリート表面の美観を損なうだけで、構造上の影響は一切生じない
✗ 中性化が鉄筋位置まで達した場合、鉄筋腐食を通じて構造耐力に重大な影響を及ぼすおそれがあります。

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