財務・会計応用問題
在庫管理の見直しにより棚卸資産が大幅に削減された場合、財務諸表上の各指標への影響として最も適切なものはどれか。
A.棚卸資産の減少により固定比率が低下し、長期安全性が悪化する
✗ 棚卸資産は流動資産であり、固定比率(固定資産/自己資本)には直接影響しません。
B.棚卸資産の減少により流動資産が減少するため、流動比率は低下するが棚卸資産回転率は上昇する
✗ 棚卸資産回転率が上昇する点は正しいですが、削減された棚卸資産が現金化されれば流動資産総額は維持または増加し、流動比率が単純低下するとは言えません。
C.棚卸資産の減少は貸借対照表に影響しないため、収益性指標のみ変化する
✗ 棚卸資産は流動資産として貸借対照表に計上されており、削減は貸借対照表に明確に影響します。
D.棚卸資産の削減は流動比率を低下させるが、現金化により流動比率が改善する場合もある← 正解
✓ 正解です。棚卸資産削減で流動資産は一時減少しますが、代金回収や現金化が進めば現金が増加し流動比率が改善する場合もあります。棚卸資産回転率は上昇します。