環境問題の現状誤り発見
生物多様性の損失に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.生物多様性の損失の主要な要因として、生息地の破壊・分断、過剰利用、外来種の侵入、汚染、気候変動の5つが広く挙げられている。
✓ この記述は正しい。生息地破壊・過剰利用・外来種・汚染・気候変動は「生物多様性損失の5大要因」として国際的に認識されている。
B.レッドリストとは、絶滅のおそれのある野生生物の種をまとめたリストであり、国際的にはIUCN(国際自然保護連合)が作成・公表している。
✓ この記述は正しい。IUCNのレッドリストは絶滅危険度のカテゴリ(絶滅危惧ⅠA類など)で種を分類し、世界的な保全の基準となっている。
C.生物多様性条約(CBD)は1992年の地球サミットで採択され、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関するルールも定めている。
✓ この記述は正しい。生物多様性条約は1992年採択・1993年発効で、名古屋議定書(2010年)によりABSの具体的な枠組みが整備された。
D.ワシントン条約(CITES)は絶滅危惧種の保護を目的とし、締約国は条約で指定されたすべての野生生物の国際取引を全面的に禁止する義務を負う。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくはワシントン条約は附属書の区分(ⅠからⅢ)に応じて規制レベルが異なり、全面禁止ではなく条件付き貿易許可の場合もある。