融資関連法務比較
不動産抵当権の設定と設定後の抵当権の実行手続きの違いについて、最も適切なのはどれか。
A.抵当権設定は公示力を持つため登記が必須であるが、実行手続きは裁判所の許可があれば登記は不要である。
✗ 抵当権設定は登記により公示力を得るが、実行である競売手続きも裁判所の関与を要し、登記とは別の手続きである。
B.抵当権設定時は当事者間の合意だけで効力が生じるが、実行には裁判所による競売手続きが原則として必須である。
✗ 抵当権設定は登記により効力が生じるため、当事者間の合意だけではなく登記が必須である。記述が不正確。
C.抵当権設定は不動産登記法に基づき、実行は民事執行法に基づく異なる法律による手続きである。← 正解
✓ 正解です。抵当権設定は不動産登記法に基づく登記手続きであり、実行は民事執行法に基づく競売手続きで、異なる法律領域の手続きである。
D.抵当権設定は債権者と債務者の間の私的契約であり、実行も同様に私的な話し合いで行える。
✗ 抵当権設定は登記により公示される法的手続きであり、実行も私的契約ではなく法定の強制執行手続きである。
この問題のポイント
抵当権設定は不動産登記法に基づく登記手続きであり、実行は民事執行法に基づく競売手続きで、異なる法律領域の手続きである。