基礎法学応用問題

裁判官が、ある事件を解決するに当たって適用すべき成文法が存在しない場合、我が国の法体系においてどのような対応が認められているか。

A.成文法がない以上、裁判官は訴えを却下しなければならず、解決できない。
✗ 裁判官は成文法が存在しないことを理由に訴えを拒否することはできず、何らかの法的根拠に基づいて判断する義務がある。
B.慣習法や条理などの不文法を補充的に適用して解決することが認められている。← 正解
✓ 正解です。成文法が存在しない場合、慣習法や条理(物事の道理・社会通念)が補充的な法源として適用されることが認められています。
C.成文法がない事項については、外国の法律を参照して解決しなければならない。
✗ 外国法を参照することは国際私法の問題であり、国内の成文法の欠缺(けんけつ)の補充方法ではない。
D.裁判官が独自に新しい法律を制定した上で、その法律に基づいて解決できる。
✗ 立法権は国会に属し(憲法41条)、裁判官が法律を制定することはできない。