公害防止の技術応用

サイクロン(遠心力集じん装置)の入口風速を設計値より大幅に下げた場合、分離性能はどのように変化するか?

A.遠心力が減少するため粗い粉じんも捕集できなくなり、全体的な集じん効率が低下する← 正解
✓ 正解です。サイクロンは遠心力で分離するため入口風速低下により遠心力が減少し、全体的な集じん効率が低下する。
B.流速が低下することで粉じんの滞留時間が延びるため、集じん効率は向上する
✗ サイクロンは重力沈降ではなく遠心力分離のため、滞留時間延長より遠心力低下の影響が支配的になる。
C.入口風速はサイクロンの性能に影響を与えない
✗ 入口風速はサイクロン内部の遠心力を決定する最重要パラメータであり、性能に大きく影響する。
D.微細粉じんのみ捕集できなくなり、粗い粉じんの捕集効率は変わらない
✗ 遠心力が低下すると粗い粉じんの捕集効率も低下し、全粒径にわたって性能が悪化する。

この問題のポイント

サイクロンは遠心力で分離するため入口風速低下により遠心力が減少し、全体的な集じん効率が低下する。