民法の基礎応用問題
AさんがBさんに対して30万円の貸付をし、担保として自動車の所有権を移転する特約をした場合、この特約はどのような法的性質を持つか?
A.譲渡担保であり、債務不履行時にBさんはAさんに自動車を返却しなければならない
✗ 譲渡担保は返却義務ではなく、債権者が売却して弁済金を回収する制度です。
B.譲渡担保であり、債務不履行時にAさんはこの自動車を売却して回収することができる← 正解
✓ 正解です。譲渡担保とは債務不履行時に担保物を売却・処分して回収する担保権です。所有権は形式的に移転されます。
C.自動車の完全な所有権移転であり、Aさんが返却を請求することはできない
✗ 譲渡担保の場合、所有権は担保目的で移転されており、完全な所有権移転ではありません。
D.抵当権として扱われ、裁判所の競売手続を経る必要がある
✗ 譲渡担保は民法上の制度であり、抵当権と異なります。裁判所を経ずに処分が認められます。