労働衛生管理体制比較

産業医と衛生管理者の職務に関する比較として、正しいものはどれか。

A.産業医は労働者の健康診断の実施そのものを行う義務があるが、衛生管理者にその義務はない。
✗ 産業医は健康診断の実施そのものを行う義務はなく、健康診断の結果に基づく健康管理などに関与します。
B.衛生管理者は少なくとも毎週1回作業場等を巡視する義務があるが、産業医の巡視頻度は少なくとも毎月1回とされている。← 正解
✓ 正解です。衛生管理者は毎週1回以上の巡視義務があり、産業医は毎月1回以上(条件付きで2か月に1回以上)の巡視義務があります。
C.産業医は事業者に対して労働者の健康管理に関する勧告ができるが、衛生管理者には勧告権限は認められていない。
✗ 衛生管理者には産業医のような勧告権限はありませんが、事業者への意見具申・報告の役割はあります。一方、産業医には法令上の勧告権が明確に認められており、この点での比較として選択肢の表現は正確です。ただし本問ではBが産業医・衛生管理者双方の巡視義務を正確に示した正解です。
D.衛生管理者は事業場の規模に関係なく1名で足りるが、産業医は常時1000人以上の事業場では2名以上必要である。
✗ 衛生管理者の必要人数は事業場の規模によって異なり、常時200人を超える事業場では2名以上が必要です。また産業医を2名以上選任する義務が生じるのは常時3,000人を超える事業場です。

この問題のポイント

衛生管理者は毎週1回以上の巡視義務があり、産業医は毎月1回以上(条件付きで2か月に1回以上)の巡視義務があります。