預金・貯金関連法務応用
共有名義で開設された定期預金が満期を迎えました。共有者の一人Cが単独で満期金の払い戻しを請求してきました。銀行が全額をCに払い戻した場合、他の共有者Dからの異議に対して銀行はどのような法的責任を負いますか?
A.共有物は各共有者が単独で処分できるため、銀行は責任を負わない
✗ 共有物であっても、預金の払い戻しは法律上全共有者の同意が必要とされており、単独者の処分はできません。
B.銀行は全共有者の同意がない払い戻しに応じてはならず、応じた場合は他の共有者に対して責任を負う← 正解
✓ 正解です。銀行は共有預金について全共有者の同意なき払い戻しに応じてはならず、応じた場合は他の共有者の権利侵害となり責任を負います。
C.共有名義預金は預金者全員の合意でのみ払い戻しが可能であり、銀行は法定代理人の確認を取らなかった過失がある
✗ 共有預金の払い戻しに法定代理人は不要です。必要なのは全共有者の同意であり、その形式的確認です。
D.銀行は共有関係の解消状況を確認してから払い戻しすべきであり、未確認での払い戻しは過失である
✗ 銀行は共有関係の解消状況確認義務までは負いません。必要なのは全共有者の同意確認です。
この問題のポイント
銀行は共有預金について全共有者の同意なき払い戻しに応じてはならず、応じた場合は他の共有者の権利侵害となり責任を負います。