融資関連法務応用
借主が融資金を返済期限までに返済せず、銀行が担保不動産に抵当権を実行して売却した場合、売却代金が融資残債務を上回っていたとき、その余剰金の帰属に関する最も適切な記述はどれか。
A.余剰金は銀行の収益となり、借主に返還する義務はない
✗ 誤りです。売却代金の余剰金は銀行の収益ではなく、借主の財産です。銀行は返還する法的義務があります。
B.余剰金は借主に返還されるべきであるが、優先して抵当権者である銀行に返還される
✗ 誤りです。余剰金は優先して銀行に返還されるのではなく、権利順位に従い配当されるべきです。
C.余剰金は当該不動産に対する他の担保権者や一般債権者の権利順位に従い配当され、最終的な残余は借主に返還される← 正解
✓ 正解です。売却代金は抵当権者の被担保債権、他の担保権者、一般債権者の順に配当され、最終的な残余は借主に返還されます。
D.余剰金は抵当権実行の費用に充当された後、借主に返還される
✗ 誤りです。抵当権実行の費用は売却代金から控除されますが、その後の余剰金は権利順位に従い配当される必要があります。
この問題のポイント
売却代金は抵当権者の被担保債権、他の担保権者、一般債権者の順に配当され、最終的な残余は借主に返還されます。