公害防止の技術比較

吸着法と吸収法(スクラバー等)を用いたガス状汚染物質処理の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

A.吸着法では活性炭などの固体吸着剤を使用し、吸着した物質は原則として回収・再生できないため使い捨てが基本である。
✗ 誤りです。活性炭などの吸着剤は加熱や減圧などにより再生・回収が可能であり、使い捨てが基本とはいえません。
B.吸収法は液体に汚染ガスを溶解・反応させる方法であり、水溶性ガスや反応性ガスの処理に適している。← 正解
✓ 正解です。吸収法は水や薬液に汚染ガスを溶解・反応させる方法で、HClやSO2などの水溶性・反応性ガス処理に広く用いられます。
C.吸着法は高温ガスの処理に最も適しており、200℃以上の排ガスに対して最大の効果を発揮する。
✗ 誤りです。活性炭などの吸着剤は高温になると吸着能力が低下するため、高温ガスへの適用は不向きです。
D.吸収法(湿式スクラバー)は廃液が発生しないため、水質汚濁問題とは無関係である。
✗ 誤りです。湿式スクラバーは汚染ガスを吸収した廃液(排水)が発生するため、廃液処理・水質汚濁対策が必要です。

この問題のポイント

吸収法は水や薬液に汚染ガスを溶解・反応させる方法で、HClやSO2などの水溶性・反応性ガス処理に広く用いられます。