公害防止の技術比較
活性汚泥法と生物膜法(散水ろ床法など)の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
A.生物膜法は活性汚泥法に比べて汚泥の返送が必要であり、維持管理が複雑になる。
✗ 誤りです。汚泥の返送が必要なのは活性汚泥法であり、生物膜法では汚泥返送は基本的に不要で維持管理は簡略化されます。
B.活性汚泥法は曝気槽内の懸濁微生物により有機物を分解し、生物膜法は担体表面に付着した微生物膜で処理を行う。← 正解
✓ 正解です。活性汚泥法は浮遊微生物、生物膜法は担体表面の付着微生物膜をそれぞれ利用する点が本質的な違いです。
C.生物膜法は活性汚泥法より高負荷処理に優れており、大型都市下水処理場で主流となっている。
✗ 誤りです。大型都市下水処理場で主流なのは活性汚泥法であり、生物膜法は小規模施設や農村集落排水処理などに多く用いられます。
D.活性汚泥法では汚泥の膨化(バルキング)が起こりにくく、沈殿分離の安定性が高い。
✗ 誤りです。活性汚泥法では糸状菌の過剰繁殖によるバルキングが発生しやすく、最終沈殿池での固液分離が不安定になることがあります。
この問題のポイント
活性汚泥法は浮遊微生物、生物膜法は担体表面の付着微生物膜をそれぞれ利用する点が本質的な違いです。